3月20日に、約1年半ぶりとなる久しぶりの新作『Colors』が登場!
多種多様の彩りを持つ新曲を4曲収録した超強力作を大特集致します。





OFFICIAL LINER NOTES





M-1.「Be Careful」
作詞/木下岳、中村公政  作曲/STAY,Adam Smith  編曲/STAY,Adam Smith

アルバム「Worldwide」を完成させた事で、日本の良さや音楽性の高さを改めて再認識出来た事が最大の収穫でした。
海外の音楽に目を向けて、世界のトレンドに挑戦していく事も大切だけれども、日本古来の文化や民族性を表現した楽曲というのも、 もっと積極的に発信していくべきだと思ったのが、「Be Careful」を製作する事になったキッカケです。
STAYメンバーも何度か海外へ旅行に行ったり、09年には韓国でライブをさせてもらったりしていますが、海外から日本に戻ってきたときに、 ”ああ、やっぱり日本が良いな”と、この国の良さを本当に実感させられるんですね。これは音楽にも当てはまる事で、海外のトレンドへの 挑戦を、アルバム「Addicted」から「Worldwide」までにしてきているからこそ、日本の音楽に目を向けられるようになった。バンドとして、 一つの壁を越えたというか、また新しいステージに立てたような新鮮な気持ちになる事が出来ました。
この楽曲は、日本の音楽を意識しているので、和太鼓や琴といった、和の風情を感じられる楽器の音色をたくさん取り入れています。
最初はうまく馴染んでくれるか不安でしたが、ミックスの段階で不安が無くなり、メロディーの良さが更に引き立っている事に気付きました。
特に和太鼓。ドラムの健人も初めての体験だったと思いますが、彼なりに情熱をこめてレコーディングをしていたので、その心意気がうまく 音になって表現出来ていると思います。絶対に一度はフルで聴いてもらいたい楽曲になりました。


M-2.「love this」
作詞/木下岳  作曲/吉田真人  編曲/STAY

2013年のSTAYを代表する楽曲になりました。なったというか、2013年は「love this」しか発表していないので仕方ないですが(笑)
もともと夏の歌にしようという事で製作を始めたのではなくて、メロディーがあってアレンジを詰めていく段階で、「これは夏歌だよね」と メンバー全員の認識が一致した事もあって、歌詞も夏寄りの、ライブでも鉄板で盛り上がってくれるような曲に仕上がっていきました。
STAYの曲って夏の曲が多くて冬の曲が極端に少ないのですが、ここまで来るとそれは偶然じゃなくて必然なのかな、と思ってしまいます。 メンバー全員がそういう熱い気持ちでバンドに臨んでいるからか、そういうスタンスが楽曲に自然と表れてきていますよね。
2013年のライブでは必ずこの楽曲を演奏していて、ライブの中で育っていった楽曲でもあります。このCDに収録されるバージョンと、 元々用意していたバージョンとでは、演奏方法やアレンジの仕方、ミックスの手法まで全てがちょっとずつ違っているんですよ。
リミックスも既に存在していて、そちらはラップも入っていたりする。一年の間にここまで姿形を変えて、色々な表情を見せてくれる楽曲って そうそう無いので、バンドとしても特別な楽曲になっていると思います。


M-3.「Let Me Love You」
作詞/木下岳  作曲/水岡翔里  編曲/STAY

メンバーもアラサ―の領域に入ってきて、だんだん一途でストレートなラブソングを作るというのが難しい年代になりました(笑)
毎年テーマソングを提供させて頂いているウェブ小説の新作テーマソングという事で製作を始めましたが、どういう歌詞にするのか、 どういうアレンジにするのか、という所で製作早々から壁にぶち当たっていたのを覚えています。
ちょうどアルバム「Worldwide」のレコーディングと並行して製作をしていたので、あのアルバムには不倫愛をテーマにした、ドロドロの ストーリーの「愛をもっと」という楽曲があった。「愛をもっと」を作りながら、純粋な「Let Me Love You」を作るという、この反比例な真逆の 視点と発想で曲作りを進めていくのが難しくて辛かったですね。
結果的に、「愛をもっと」の反対を推し進めていけばいいじゃないか、という事で、ピュアな純路線の曲を完成させられたわけですが、 予想以上にファンの皆さんからの反響が多かったのでありがたかったです。苦労して作った甲斐があったというか、凄く報われた感じがしましたね。
そんなわけで今回のCDには、発表してから2年くらい経つし、収録する事自体最初は考えていなかったのですが、皆さんの声に後押しされて 収録する事になりました。


M-4.「Sugar Sugar Sugar」
作詞/木下岳,中村公政  作曲/高橋健人  編曲/STAY,JUKE ol BOX

この楽曲は、4曲の収録曲の中で唯一、この”Colors”という作品の為に新しく製作した楽曲になります。
他の3曲の収録が決まってから、キリのいいところで4曲入りにしようよ。という話になり、”なら、どういう曲にする?”とメンバーやスタッフと 相談しながら作り上げていった曲ですね。
他の曲がバラードだったり、ミディアムテンポだったり、ロックナンバーだったりしたので、”それじゃあそのどれにも当てはまらないような、 ポップで明るいパーティーソングにしようか”といった具合で、楽曲テーマを決めていきました。
「Sugar Sugar Sugar」は”甘すぎる”という意味で使っています。人生においての甘い部分、それは喜怒哀楽の中の”楽”の部分に当たると 思うのですが、何も考えずに仲間と楽しく歌い、踊りながらパーティーをしよう!というテーマになっています。アルバム「Worldwide」の中の「So in Love」 と同じテーマになりますが、「So in Love」はソウルの要素を取り入れたファンクなものになっているのに対して、こちらはもっとパーティーチューン。 どちらかというと電子音が響き渡るミクスチャー的なクラブサウンドですかね、そういうものを意識して作っていきました。
4曲とも、テーマやサウンドが全く違うので、本当に面白い作品に仕上がったと思います。