NEW ALBUM「EXPERIENCE」について、STAYメンバーに突撃インタビューを行いました!
  バンド結成17年目を迎え製作に臨んだ、史上最高の会心作について熱い想いを語ってもらいました。
  「EXPERIENCE」に込めた想いとは?なぜ集大成となるタイトルを冠したのか、など。
  アルバムの誕生秘話がここに!
  ※こちらのインタビューは4月10日に行いました。


  Q.アルバムを発表されてから約一カ月が経ちました。アルバムと同タイミングで全国ツアーもスタートしていますが、
  率直に今のご感想はいかがですか?

  A.有難い事に予想以上の反響を頂いていて、正直驚いています。アルバムは前作から4年のインターバルが空いていまして、
  プロの世界でも4年っていう間隔が空いちゃうとなかなか新作が売れないものなんですけど、今回はツアーと同時並行での
  発表という事もあって、アルバムの魅力を直接伝える事が出来ているのかなと思っています。4年の間にSTAYの事なんて
  忘れてしまった-って人も多いと思うんですけど、また戻ってきてくれる人もいて嬉しかったですね。


  Q.イントロダクションを含めて全15曲。4年という歳月が必要になったワケが納得の大ボリュームな作品になりましたね。

  A.僕個人としては、アルバムって10曲とか11曲とかコンパクトかつ濃密な作品に仕上げていくことが理想なんですね。
  でも今回はアルバムとしてのテーマを壊さない限り出来るだけ曲を入れていこうというメンバーからの意見もあったので
  最終的には15曲まで収録する事になりました。いま改めて完成型を見るとこの15曲がベストな感じもするし、
  アルバムとしてのコンセプトにも合致するので良かったな、と思いますね。僕の意見って大体最後は外れますね(笑)


  Q.アルバムタイトルを「EXPERIENCE」とされた理由はなぜですか?ベスト盤のような印象も受けるタイトルですが。

  A.ある意味でベストというか、バンドを結成してから17年間の経験を全部注ぎ込むような気持ちで作ったアルバムだからです。
  これが現段階での集大成でありベストであり、今他の作品を作れと言われてもこれ以上のものは出来ない。
  今まで挑戦してきた事や大切にしてきた事の全てを、まさにいつバンドが終わっても恥じる事がないようなものを作るという
  コンセプトで製作を進めてきました。

  初めは15周年イヤーだった2014年に発表するつもりで製作をしていたんですね。
  それが製作を続けていくうちに少しコンセプトがぼやけてきてしまって一度製作がストップになったんですよ。
  なかなかアルバムの全体像が見えないうちに15周年イヤーを終えて。
  たくさんライブをさせて頂きましたが、15年間応援し続けてくれるファンの皆の存在を改めて振り返る事が出来て、
  そこで初めて次に発表したいアルバムの全体像が見えてきたんです。
  「これが、皆が応援し続けてきてくれたSTAYです」って言えるもの。本当の意味での集大成となる作品にしようと。
  当初は別のタイトルを付ける予定でしたが、そこから「EXPERIENCE」というタイトルに固めて、2015年の春ぐらいから
  急ピッチで製作を進めて、今ここに至るという感じですね。
  僕らからしたら全てが必然というか、ごくごく自然な流れでこのアルバムが出来ていったという印象です。


  Q.アルバムの中には過去のSTAYを彷彿とさせる楽曲から、いまメインストリームで流行しているようなサウンドの楽曲まで
  幅広いジャンルを取り入れたメニューが揃っています。15曲それぞれが違った色のバラエティ豊かな作品になりましたね。


  A.STAYの17年間のポリシーとして常にあるのが”挑戦すること”だと思っています。
  初めてバンドを組んだ時も、オリジナル曲を作り出した時も、ワンマンライブを開催した時も。全て”挑戦するんだ”という
  強い気持ちで臨んでこれたな、と思います。”変わらない芯の部分”というのはもちろん大事で、それが”STAYらしさ”だと
  思うんですけど、”変わらないこと”と、”変われないこと”って似てるようで全然違う意味ですよね。
  僕らは”変われない”バンドにはなりたくないので、アルバムにおいても常に挑戦をし続けてきました。
  ミクスチャーバンドの真骨頂はそこにありますよね。ノージャンルで、全て吸収できるものは吸収していきたいと思っています。


  Q.アルバムの中で、特に聴いてほしい部分、注目してほしい部分を敢えて挙げるとすればどこでしょうか。

  A.う〜ん、なかなか難しい質問ですね。まさに全部で、全編通して聴いてもらいたいな、とは思いますが、
  敢えて言うと、個人的にはボーカル面でめちゃくちゃ挑戦した曲が何曲かあるんですよ。そこが聴きどころかな、と。
  たとえば「Lip Sync」は、畳みかけるようなフレーズが多くある曲で、BPMが過去最高レベルで早い。
  個人的に日本語のラップが苦手なんですけど、この曲では敢えて挑戦しています。歌詞の内容もなかなか意味深で
  男性と女性で解釈が変わってくるかもしれない、そこも聴きどころだと思います。
  あとは「Iris」かな。これも今までにはない曲調。日常の世界にフォーカスを充てた曲ではなくて、もっと大きな存在に目を向けた曲。
  大自然とか地球環境とか、生と死とか。今まで触れてこなかった哲学的な思想が全面に出た曲になっています。
  方向性としては前作「Worldwide」に近いのかな。さらに前作を推し進めたような曲ですね。これも面白く仕上がっています。
  何日も掛けて多重コーラスを録ったので最後は燃え尽きましたね。ぜひトラックを飛ばさずに聴き込んでもらいたいです。


  Q.小耳に挟んだ所によると、アルバム「EXPERIENCE」にはまだまだ隠し玉があると伺っているのですが?

  A.別にそんな大それた事じゃありませんよ(笑)皆に更に楽しんでもらえるような企画というか仕掛けは用意しています。
  4年掛けて作った作品なので、やはり今年はこのアルバムを存分に堪能して欲しいんですよね。聴き込む程味が出てくる曲もあるので、
  常に新鮮に、多角的にアルバムを捉えてもらえるような機会をたくさん作りたいと思っています。

  ※この言葉通り、4月には「Flashback」のMUSIC VIDEOを公開。5月にはリミックス音源を3曲発表した。
  今年はこのアルバムを堪能して欲しい、という事は年間を通じてまだまだ企画が用意されているという事だろう。


  Q.先程お話にも上がりましたが、このアルバムを引っ提げての4年ぶりの全国ツアー。ワンマン3公演を終えて感触はいかがですか?

  A.各地にイベント出演する事はこの4年間でもちろん何回もあるんですけど、改めてツアーという名目で周ると緊張感が違いますね。
  ワンマン3公演はもちろん、自分達が主役だし、チケットが余ったり舞台がこけたら100%自分達の責任です。
  それにアルバムのタイトルも冠しているので、丹精込めて作ったアルバムもそこで砕けてしまうような感じもするし、
  とにかく公演の前は楽しみでもあり、不安でもあり、色んな感情が交錯してめちゃくちゃ緊張しています。
  でも、そこから見えてくるものも多いんですよ。特に初心に帰る事が出来るのが大きいですね。改めてキャリアが通用しないというか、
  1年目でも10年目でも17年目でも関係ない。技術と想いのぶつかり合いだと思うので、改めて成長させてもらっています。


  Q.アルバムについてたくさん語って頂きました。それでは最後にホームページをご覧の皆さんにメッセージをどうぞ

  A.はい。アルバム「EXPERIENCE」、皆さん楽しんで聴いて頂けているでしょうか。
  色々と語らせてもらいましたが、今まで皆さんが応援してきてくれたからSTAYが17年も活動を続けてこれています。
  アマチュアなのに好き勝手させてもらえているのも全部皆さんがいてこそだと思っています。
  そんな皆に恥じる事がない作品を作ろう、という想いで今回このアルバムを時間を掛けながら製作してきました。
  お待たせした分、本当に味のある最高の作品に仕上がったと思います。まだ聴いていない方はぜひこの機会に聴いてみて下さい。
  それから、並行して3月より全国ツアーを廻らせてもらっています。11月までツアーは続きますので、こちらも是非時間があれば
  アルバムの世界観にハマってきて頂けると嬉しく思います。どうぞ宜しくお願いします!



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