01. Introduction ~EXPERIENCE~
 −アルバムの幕開けを飾るイントロダクションです。これまでの歴史を感じさせながらも、尖鋭的なものを意識して作りました。
 STAYの歴史といえば、色々と形容できる言葉はあると思いますが、シンプルに言うと、生音とデジタルの融合なのかな、と。
 これまでの軌跡とこれからの展望。相対するものが一気に感じられる音を目指していきたいという想いが込められています。(Dr.高橋)

 02. Tonight is the night
 −アルバムリード曲を決めるとしたら、間違いなくこの曲かな。それくらい大事な曲になったし、アルバム最初の曲に相応しいと思います。
 いつまでも勢いを忘れずに突っ走っていきたいっていう想いも込めてるし、30代になった今だからこそ感じる決意も込められている。
 これから先自分を見失った時とか悩んだ時に力をくれる曲になったと思います。(Vo.木下)

 03. Midnight Parade
 −去年、2015年はライブや楽曲製作を通じて「夜」をテーマにした活動をしてきたんですね。一年を一つのテーマを掲げて活動するのは
 実は初めてで。悪い言い方をすると制約になるんですけど、良い言い方をすると想像力とかアイデアを研ぎ澄まさなきゃいけないので、
 15周年イヤーの時よりも綿密に打ち合わせをしたし、ライブや楽曲製作もクオリティの高いものが出来たと思うんです。
 小難しく考えてしまいそうな所をぶっ飛ばしてくれる勢いのあるモノというか、「夜」の世界を駆けまわってくれそうなモノを作ろうって事で
 この「Midnight Parade」が出来ました。感じて欲しいのはドライブ感ですね。制約が多い「昼」の世界を飛び出して「夜」へと僕らを
 誘ってくれるようなそんな迫力のある曲です。(Bs.水岡)

 04. Flashback feat. Babyicon
 進化したSTAYをお見せできる楽曲になりました。「Flashback」はこれまでの過去=経験を振り返りながら未来に向かって歩いていける曲。
 過去を振り返るのってマイナスなイメージがあると思いますが、この曲では振り返る事で未来への道が拓けるんじゃないかと
 プラスのメッセージを込めているんです。胸が締め付けられるような切ないメロディーですけどサウンドはデジタルとロックのミクスチャー。
 相反するメッセージやトラックですが、それこそが過去と未来。これから歩き続けて行く上で必要になってくる事なのかな、と。
 アルバムを象徴する最高の一曲に仕上がっていると思います。ラップで参加してくれたBabyiconさんも最高にカッコいいです。(Dr.高橋)

 05. Come close to me
 アルバムの新曲として「泣けるバラードが一曲欲しい!」と思ってせこせこ作り始めたのがこの曲です。
 2015年までは攻める曲というかアッパーなものを積極的に作ってたので、バラードやミディアムも何曲か欲しいと思ってたんですけど、
 いざこうやって出来上がると結構バラードもミディアムもたくさん入ってるよなっていう(笑)案外、全体像って出来るまでわからんもんすね。
 失恋について歌っている歌詞ですけど、同じ失恋でも男と女でその時の感情、心の持ちようって変わってくるので、
 女子には「男子ってこんな風に思ってるんだ」と知ってもらえるとありがたいかな(笑)(Vo.木下)

 06. Brave
 −2014年の「Kingdom」に入っていたバラード曲です。当時はちょっときれいにまとまり過ぎかな〜って思って躊躇っていたんですけど
 ここまで人気の曲になるとは思わなかったですね。やっぱりイイ曲は何もしなくても伝わっていくもんだな、と。
 ライブでもイントロが流れると拍手をもらえたりするので演奏してるこっちが震えたりします。曲の持つ力は凄いですよね。(Bs.水岡)

 07. Be Careful feat. BET-BAY
 −この「EXPERIENCE」というアルバムは、この曲から始まったと言っても過言じゃないと思います。テーマにしたのは「日本の和の心」。
 風情があって神秘的で奥ゆかしいんだけど、ちょっと闇の部分がある。色んな要素が混在しているのが日本の和だと思っていて、それは
 色んなジャンルに挑戦してきたSTAYの音楽性ともリンクする所があると思うんです。前作「Worldwide」で世界中の文化を音楽で表現するという
 挑戦をしてきたんですが、日本を表現した曲っていうのが無かったんですよ。それをファンの方に指摘されて。ずっと心残りでした。
 バンド結成15周年を迎えるにあたってSTAYの音楽を見つめ直したときに、「日本の和の心」とのリンクに気付かされて。
 偶然なのか必然なのか分からないですが、この曲をキッカケに「EXPERIENCE」への扉が開けた感じがします。(Bs.水岡)

 08. Iris
 一1番STAYらしく無い曲(笑)まだステージでやっていないのでどう映るかは分からないけど、CDだけで聴けば一番異質かな。
 前のアルバムの流れを受けた形で日常的な感情や出来事よりも、もっと大きなものに目を向けているメッセージソング。
 今まで使った事がない音を使っていて「これSTAY?」って感じ。(Gt.吉田)

 09. Lip Sync
 −個人的に昔からラップが嫌いで、特に日本語のラップって構想段階ではアリでも結局は出来なくて諦めた事が何度があったんですよ。
 メインボーカルとは違う、サブパートでの英語のラップには何度か挑戦しているんですけど、今回は敢えてメインを日本語ラップに。
 ビックリする位の冒険作(笑)歌メロのパートも今までにない位の高音で、一時たりとも気が抜けない構成。
 今までにない遊び心満載なので聞いていて楽しいですけど、果たしてライブでちゃんと歌えるのか、と。それだけが心配!(Vo.木下)

 10. We Can Go Anywhere
 −何年かぶりに外部のクリエーターから提供を頂いた曲。曲の構成やサビ部分の突き抜け感が個人的に凄く気に入ってます。
 聴いている方もそうだと思うんですけど、演奏している方も物凄く気持ちいい曲なんですよね。まさにタイトル通りどこへでも行けそうというか。
 発表時期としては2014年になるんですけど、まだまだ新曲のつもりでツアーでもやっていきたいですね。(Gt.吉田)

 11. I will wait tomorrow
 −アルバムでは「Brave」「Come close to me」に続くラブソング。同じラブソングでも、「Brave」は今は離れて行ってしまった人に想いを馳せる歌で
 「Come close to me」はごく最近の失恋について歌ってる。この「I will wait tomorrow」は、今愛している人に対してのラブソング。
 今日もついさっきまで一緒にいたんやけど、また会いたくなってる。明日が待ちきれない!って位の想いを囁くように歌っている曲。
 このアコギをフィーチャーしたトラックがめちゃくちゃ好きで、このトラックに合う歌詞・歌い方っていうのを追及していきました。
 この歳になったからこそ出来る、力を抜いた表現の仕方。(Vo.木下)

 12. Free Breezy
 −「Free Breezy」の意味はヤンチャとか、流れモノとか、掴みどころのない人の事を指すんですけど、過去を振り返ると僕らもそういう時期っていうのが
 必ずあって、色んな事で悩んだり躓いたり間違ったりたくさんしてきたな〜と。男子だからこそ抱える独特の感性とか孤独感ってきっとあるでしょ?
 そういう人生の初期衝動を割とラフに、ノれる感じに仕上げていきました。ライブでは「Yes or No」の部分をコール&レスポンスしたい!(Bs.水岡)

 13. This Is Your Life
 −去年出した「Ballad Infinity」の中の新曲で、感覚としては初期の頃の曲調に似ていて凄く久しぶりな感じ。
 よく「My Heart in Freedom」に似てるって言われるんですよ。言われて初めて気付きましたけど。昔から応援してくれる人には絶対刺さると思う。
 音楽って昔を思い出したり、思い出を共有したり出来るからいいですよね。こういう感覚ってなかなか無いから。(Gt.吉田)

 14. love this feat. Jessy (Remix)
 −2013年に発表した唯一の楽曲で、この曲を聞くと「NSC」を思い出しますね。このアルバムに入っているから最近の曲なのかと思いきや、
 2013年ってまさかの3年前っていう(笑)あの頃は「Worldwide」を作ってツアーを廻ったばかりで、音楽に対して改めて見つめ直していた時期。
 そのタイミングでちょっとパンクロック的な「love this」を作れたっていうのは原点回帰じゃないですけど凄く良かったと思います。(Bs.水岡)

 15. Encore
 −文字通りライブのアンコールで歌うために作った曲。ワンマンライブをやるようになってから有難い事にアンコールを貰えるようになったけど、
 お約束のように貰えるものじゃないと思うんですよ。やっぱり本編で皆を楽しませられたからこそのアンコールやし、本編がグダグダやったら
 アンコールなんて貰う間もなく皆帰ってしまうと思うんで。その分アンコールを貰った時の喜びって言ったらその日一番のものになる。
 お客さんとの一体感を感じられる瞬間なんですよね。だから「ありがとう」「また頑張るから」って気持ちをストレートに伝えたい。
 「Especially thanks」「MUSIC is」も同じテーマなんですけど、「Encore」は17年目を迎えた俺らからのメッセージ。今にしかできない表現で、
 今だからこそ伝えられる事もあると思うんで。(Vo.木下)


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